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2011年01月23日

「めんたれ」のご紹介

先日、大学の同窓会に行ったときのこと。

ある先輩が「ブログ読んでますよ!」と・・・。
「え、あのブログをですか?!」と、びっくりしました。
半年に一回くらいしか更新していないのに?
「ええ、奥様も書かれていますよね」とおっしゃったので、
本当に読んでいただいているのだと思いました。

いろんな会や、友人たちとの食事会でも、
このブログが話題になったことは一度もなかったので、
読んでくださっている人がいるんだとなんだか感動しました。
ほったらかしにし過ぎていてはいけないなと思った次第です。
反省。

というわけで、読者が見つかったところで更新します(笑)。

現在、あき乃家では、新製品を試作中です。
実はもうほとんどできあがっていて、
その名前は、

「めんたれ」

です。
小さな壷にワイン仕込、からし明太子の切れ子と、
当店自慢の「たれ」を入れたものです。
切れ子を味わった後に、「たれ」もお料理などに使うことができます。
「たれ」に浸かっている切れ子は、とてもジューシーと言いますか、
牛丼の「つゆだく」のような感じでしょうか。

パッケージもかわいく(というか渋く?)できあがりつつあります。
これまでとちょっと違った明太子の味を試してみたい方、
「手土産に持っていくのにいつも同じ明太子じゃなぁ・・・」
と思っていた方におススメです。
もちろん、通常の本漬をご愛顧くださっている方々にも
きっと美味しく食べていただけると思いますので、
店頭に並びましたら、ぜひ一度お手にとってみてください!
ホームページでもご紹介しますね。

あき乃家の仲間入りをした「めんたれ」を
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
  


Posted by akinoya at 15:58Comments(0)

2008年12月24日

ご無沙汰しております。

長い間、ブログを休んでおりました。
皆様、ご無沙汰してすみませんm(__)m
本日は、明太屋の女房が代わりに書かせていただいております。
よろしくお願いいたします。

いま、お店は一年で一番の繁忙期に突入し、いまテンテコマイです。
12月の中旬には、一時期配送に1週間以上かかることもありました。
たくさんのご注文に、明太子の生産が追いつかなかったのです。
それなのに、皆さん快く待っていただきまして、本当にありがたく思っています。

「いまからのご注文ですと、期日指定ができません。年内のお届けでよろしいでしょうか」
「●●●は品切れです…申し訳ございません」

と、お店や電話でお伝えするのですが、
お客様がガッカリなさるのがたいへんツライです。

ネットショップと楽天に関しては、年内のご注文を締め切らせていただきました。
まもなく、ご来店のお客様の発送の注文も締め切ることになるでしょう。
本当はもっとお申し込みを受けたいというのですが、
ここでお引き受けしたのに年内に到着しない、ということでも起きたら大変です。
逆にそちらの方がご迷惑をおかけする、と判断いたしました。
本当に申し訳ありません。なにとぞご了承ください。

それでも、年内に発送する伝票の山…。
それにこれから、お店でお持ち帰りになるお客様もだんだんと増えてきます。
社長の樫野は毎晩徹夜状態で明太子と格闘していますが、
まだまだ死闘は続きそうです。

女房としてはいつ倒れるかと気が気ではないのですが、
「とりあえず年内もってくれたらいい!」と思っています(笑)。
実際のところ、いま倒れられるのが一番困るのです。
私も、お中元時期とお歳暮時期だけは倒れないようにしようと
常日頃気をつけています(笑)。交通事故に遭わないように…とか。

しかし、不景気といわれる中、本当にありがたいことです。
本当にあき乃家をご愛顧いただいている皆様のおかげです。
このブログにて御礼を申し上げます。

本当にありがとうございますm(__)m

さぁ、もうすこし!
あと1週間でお歳暮が終わります。
それまで、あとひとぶんばりがんばって行こうと思っています!  


Posted by akinoya at 18:05Comments(0)

2008年07月29日

明太子の「引き上げ」

あき乃家のホームページに、私の顔が掲載されています。
たまに見ると、やっぱ恥ずかしいですね…。
ホームページを作った業者さんが取材してくださり、
カッコいい紹介文もできあがりました。文章、とっても上手です!

その中でも書かれていますが、私は、明太子の「引き上げ」をすごく大事にしています。
もちろん、たらこの塩漬けや、つゆの調合も大事ですが、それは、レシピさえきちんと守れば、
私でなくてもできることなのですが、「引き上げ」だけは違います。
熟練した職人がやらないと、できない技術だと思っています。
自分で言うのもなんですが(笑)。

当店で仕入れているたらこは、かなり上質なものです。
どのたらこも、素晴らしい素材を持った「金の卵」です。
しかし、たらこ一つひとつは、それぞれ性格や体質が違っていて、
品行方正なたらこもいれば、デキの悪いたらこもいるのです。
品行方正な方は、すぐにつゆに浸かって、「できたよ~」とキラキラしています。
「よしよし。おりこうさん」「おぉ~、きれいやね~」と声をかけながら引き上げています。
ところが、デキの悪い方は、なかなか浸かってくれません。
素質は素晴らしいのに、わざとすねているのか(笑)。こっちには、
「もう少しね」とか「ちゃんと修行してきなさい」などと声をかけ、もう一度つゆに戻します。

「引き上げ」の作業は、主に私がやっているのですが、
昼間は業者との折衝、営業、管理などの仕事に追われているので、いつも夜中になります。
夜中、工場で一人、明太子相手にぶつぶつ独り言を言う48歳の男…。
ちょっと気味悪いですかね?(笑)

しかし!! 次に引き上げるとき、デキの悪かったたらこが、
驚くほど美しく変身しているのです。
品行方正なたらこよりも良い場合さえあります。
その瞬間、「よし!」とガッツポースをしたくなるくらい、嬉しいです(笑)。
明太子職人の醍醐味ですね。
私はきれいになった明太子に「ようがんばったな」と声をかけ、大事に引き上げるのです。

こういうと品行方正なたらこに悪いですが、
私は、デキの悪いたらこたちがかわいくて仕方ありません。
かくいう私が、デキのいい方ではなかったからでしょう。
たらこは、愛情をかければかけるほど、いい明太子になってくれます。
もしかしたら人間もそうなのかもしれません。

私は、「引き上げ」の作業が一番好きな仕事かもしれません。
あ、もう一つ、好きな仕事があります!
それは「接客」です。

今日は、もう長くなったので、次の機会にお話しますね。
それでは、また。

  


Posted by akinoya at 11:58Comments(0)