蝉の声

akinoya

2008年07月14日 09:49

昨夜は本当に暑かったですね。

うちでは夜、クーラーをつけないため、扇風機が活躍します。
扇風機でも当たりすぎると、翌日、頭と体がとても重くなってしまうので、
「おやすみモード」にします。1秒風が吹いたら、2秒休みっていう感じです。
それでも暑くて眠れないので、ついつい普通モードにかえてしまい、
そのまま眠って、朝なんか体が重い…という状態に陥ってしまいます。
ほんとにこの時期は、眠るのにもひと苦労ですね。

何日か前に、今年初めて蝉の声を聞きました。
うちはマンションなのですが、周辺が木が生い茂っている一軒家があって、
そこに蝉がやってくるのです。
最初は、たった一匹が「ジー、ジー、ジー」と、なんだか遠慮深げ。
次の日あたりから、何十匹もの仲間と一緒にわいわいがやがやが始まります。
今も外では、蝉が一生懸命鳴いていて、
「あぁ、今日も暑くなりそうだなぁ」とちょっとうんざりします。

でもたまに、蝉の寿命が一週間だということを思い出すと、
うんざりしたのが申し訳ないと思ったりもします。
あんな風に、なりふりかまわず、一心不乱に鳴いて、
蝉は命をまっとうしているんだなぁ…と。

果たして自分は命をまっとうしているか?…と考えると、うーむ。
毎日毎日、明太子を作って、お店の運営をして、いいアイデアを出して、
自分ではこれ以上できない!というくらいがんばっているつもりですが、
本当にベストを尽くしているか?と問われたら、
即座にYES!とは言えないかもしれません…。

しかし、ドン臭い私ですので、無理な背伸びはせず、
自分のペースでいかないと行けないですね。
あき乃家の明太子を「食べたい」「贈ろう」と思ってくださったお客さまのために、
今はただ、一心不乱に美味しい明太子を作るのみです。

蝉に負けずにがんばらないと。

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